(1) 応急対策として、大型の土のうや大型のコンクリートブロック、ふとん籠などを設置して泥流をくい止めたり、それらを越流してくると考えられる場合は、道路と沢筋の交差する箇所で、泥流を人家のない下流に流れやすくする工事を実施しています。 |
(2) それらと並行して、本格的な復旧工事に取りかかっていきます。内容は、既存の砂防ダムに積もった泥土を取り除き機能を回復されたり、新たに砂防ダムや治山ダムを設置していきます。本格的な復旧工事のためには、民有地を提供していただかなければならない場合があります。適正な価格で買収いたしますので、村民の安全のためにご協力ください。 |
(3) 既存の土捨て場が満杯です。海洋投棄はできません。そのため、新たな土捨て場を確保する必要があるので、村民の皆様のご協力をお願いします。 |
4 応援部隊の要請
(1)村の要請があれば、必要に応じて都は、消防庁のレスキュー隊、警視庁の機動隊に派遣を要請します。また、自衛隊にも、必要に応じて派遣要請をします。
(2)建設省、気象庁、都及び学者からなる「伊豆諸島土砂災害対策検討委員会」を派遣します。 |
5 避難対応の強化
(1)様々な学者の見解がありあすが、都及び村は、気象庁及び「火山噴火予知連絡会」(事務局は気象庁)の公式見解に従って判断します。 なお、29日には、「火山噴火予知連絡会」井田会長及び気象庁の方が来島し、直接村民の皆さんに説明を行います。
(2)噴火が起きた場合は、即時に三宅島測候所から連絡が入ります。その場合は、噴石に備えて堅固な建物に避難してください。
(3)泥流対策は当面の応急対策となりますので、避難を行いながらということになります。新たな降灰に伴い、少しの雨でも泥流の発生する恐れがありますので、十分注意してください。
当面、気象庁から大雨注意報が出された時点で、次の内容で避難勧告・指示をすることを村に提案しました。
避難指示 伊ケ谷地区(全地区)→三宅中学校
避難指示 阿古地区の一部地区(地区は村からお知らせします)→阿古小中学校
避難勧告 阿古地区の上記以外の地区→阿古小中学校
避難勧告 伊豆地区(全地区)→三宅小学校
避難勧告 神着地区(全地区)→勤労福祉会館、神着老人福祉館
避難勧告 坪田地区の一部地区(地区は村からお知らせします)→坪田中学校
自主避難 坪田地区の上記以外の地区→坪田中学校 |
* 自衛隊の皆さんご苦労様です
以下の作業内容で都と村と自衛隊の3者で取り決め、約35名の隊員の皆さんが作業に従事しました。
(1)泥流等の発生により人名及び財産に対する被害が特に大きいと予想される箇所の土のう積み作業等
(2)高齢者等の民家(屋根)の火山灰の除去
現在は約80%位作業が進捗しております。任務が終了すれば、いったん帰隊することになります。
今後、必要に応じて、再度自衛隊に派遣を要請することもあります。
この内容は、島外にいる村民の皆さんにも、お知らせください。 |
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