臨時火山情報第7号 |
2000/06/28 17:45 |
三宅島の火山活動に関して火山噴火予知連絡会(伊豆部会)は以下のコメントを発表しました 三宅島の火山活動に関する火山噴火予知連絡会(伊豆部会)コメント 三宅島の火山活動にともなう、地震の震源は、西方海域に集中しており、島内での地震は発生していない。 傾斜計及びGPS観測による地殻変動の変化は、基本的には昨日同様、西側での南北の伸び、東側での収縮を示しているが、その変化は鈍化している。 震源分布及びこれらの地殻変動デ−タから見ると、マグマ活動の中心は西方海域に移っており、マグマの供給と岩脈の拡大は、鈍化している。 地震活動は、西方海域で消長を繰り返しつつ活発な活動が続いている。 以上のことから、西方海域での火山活動に対しては今しばらく警戒が必要である。また、沿岸西海岸付近では、噴火の可能性は、現時点では完全には否定できない。なお、島の東部及び山頂付近での噴火の可能性はないと考えている。 今後、海域での地震活動はしばらく継続することから、地震活動に対する注意が必要である。 |