必ずみんなを島に帰すぞ!! 神着木遣り太鼓

 

10月15日、小金井市民祭りに神着木遣り太鼓が響いた。

 

神着郷土芸能保存会が集ったのは、避難後はじめて。
まーちゃん、まこ、ひづき、みっちゃん、よし(天神)、清漁、清一さん、たけちゃん、博子ねえ、れいくん、ふっこ、 津村先生。
太鼓には、みんなを集める力がある。

 

三宅島メーリングリストでおなじみの畑中さんも聞きにきた。

 

副会長の津村先生のあいさつ。

 

表(左)を神着郵便局のまーちゃんが叩きはじめる。
現在は中央郵便局勤め、太鼓は30年。

 

三宅小学校の日月(ひづき)先生が叩く。
秋川高校から駆けつけた。 子供たちに太鼓を教えている。

 

民宿の若旦那天神も、もちろんパワー炸裂。
最近はハローワーク通いだが、太鼓で迷いは吹っ飛ぶ。

ドン ッツク ドン ッツク ドンドン ッツク
ドン ッツク ドン ッツク ドンドン
ドドン〜ガ ドン ドン

 

間合いに、みっちゃんが木遣りをうたう。
コ〜レワ〜イ セ〜ェ イェ〜ョオ〜ヤ〜ネ (あ、こらゃさ、)
わっしょい、わっしょい、と木遣りの合いの手が入る。

 

三宅村役場のまこ(前田誠君)も叩く。
役場での激務をこなす。

 

清漁。この日はバチを一本折った。


秋川高校に避難している前田さんの太鼓は、避難を機会に保存会の中心の太鼓になった。
だが、島ではまだ叩かれたことがない。


「早く島の土の上で、天王様の祭りで叩いてくれ」と、太鼓が清漁のバチを折った。
「だから、必ずみんなを島に返すぞ!!」と太鼓は鳴っていた。

自営業者なくして、島の復興はありえない。


 

三宅村と友好盟約を結んでいる小金井市には3名が避難している。
終了後壇上で挨拶した、
右から稲葉小金井市長、長谷川村長、田中教育長、上松観光協会長、友好協会の浅沼村議、友好協会役員の神島さん(写真切れてごめんなさい)。
三宅村友好広場も用意された。

 

太鼓を叩いて、みんな顔色が良くなった。
終了後は友好広場の裏で、輪になって食事。小金井市からは食事券が配られた。
衣装も自分のバチもなかったけれど、気分はすごく爽快だ。

 

小金井公園は広い。
奥は博物館、右奥がステージ。約100人が聞いた。TV取材もいっぱい。

 

今後を相談する島魂メンバー。太鼓が島魂の支え。
「昨日はよ、死んでもいいから島に帰りたいと眠れなかった」と清漁。

 

小金井市民の若竹さん(右)。木遣りの実現のために骨を折った。
会場整理と案内は「三宅どるふぃんパートナー」のメンバーが手伝った。

もちろん、小金井市や三宅島観光協会様他にも多大なご助力をいただきました。

有珠山ネット 藤井