今日の三宅島

三宅村商工会 村上さんからの「今日の三宅島」をご紹介します。
現地のナマの状況を伝えてくれます。
(16,17日は三宅島在住の西野さんに担当していただいてます)

8月
313029262524
23222120171615
14131110
3日2日1日

[7月分はこちら]


《8月31日》

・天  候  晴
・気  温  32度(午後1時現在)
・風  向  南西
・地  震  全然感じなくなってます。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航

昨日は、自宅が避難指示というを理由に事務所に泊まりました。
避難所へ帰るも、反対周りで遠いこと、道中が雨で道路状態が悪く交通規制がかかってしまったからです。
お陰で4時近くまで十分パソコンを堪能し、皆様のご意見等充分は意見いたしました。たくさんの方々の激励、ご厚意がひしひしと伝わって参りました。今眠さの頂点です。
昨晩は予想された雨は全く降らず肩すかしをくらいました。

 

今朝も降灰を確認。降雨の予想も

但し、まだ今後に可能性があると、午前8時一時帰宅があり、自宅に向かいました。南東側の伊豆地区で雨を伴った、火山灰が確認されました。今現在も少量ながら降っていると言うことです。
今夕から明朝にかけても降雨が予想されると言うことで、今晩もおそらく避難所生活でしょう。

 

秋川高校で会おう

先ほどまで、ボスの西野さんが来所しておりました。
昨日上京すると言っていたのに昨晩のテレビで避難所が映し出された時、写ったので変に思い問いただしましたら、港までの送迎バスに乗り遅れたと言うことです。全く、慎重派なのかトロイのか良く解りません。9月2日(土)秋川高校で会うことを約束し接岸港まで送り今帰ってきたところです。
今日ヘルメットの配布があるそうです。

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《8月30日》

・天  候  ここは曇り(ところによって激しい雨らしい)
・気  温  30度(午前12時現在)
・風  向  南西
・地  震  大きい揺れが1度
・警  報  無し
・注 意 報  大雨、雷
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航

島外避難が加速

いよ、いよ島外避難が加速してきているようだ。
やはり、昨日の学童の島外避難を機にだと感じる。
宅急便も毎日相当量の持ち込みがあるようだ。

島民は情報を求めている

昨日は自宅近所約50件ほどが停電。暗い中にいるものもいたようだが、大半はそれぞれ、避難所に行ったり、友人、親戚宅で一夜を過ごした。何よりも、テレビ等の情報が欲しいと言うことが理由のようだ。

雨の影響で全島に避難勧告、避難指示

今日は、全島にわたり大雨による避難勧告、避難指示が出た。
住民全員が避難し終わった時点で全島交通止めと言うことだ。
これで、外に一歩も出られない。
情報によると特に神着の雨がひどく、七島信用組合付近ではスコールのようだと言っていた(七島信用組合職員)。
又、今、神着を車で走ってきたものによると御笏神社あたりで走れなく、阿古までようやく帰ってきたという連絡もあった。
どっちにしても、今日は事務所泊まりを覚悟しなくてはならないか?
車の中は、走る自宅のような荷物状態なので、数晩は持つだろう。
忙しいのを言い訳にとりあえず・・・

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《8月29日》

・天  候  晴
・気  温  28度(午前10時現在)
・風  向  南西
・地  震  今朝1度多少の揺れを感じるが
       噴火する前にはもっとあったらしい。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航


船を下りた途端に、灰が...


今朝、帰島しました。
船を下りた途端、灰が降っておりました。
とっさに噴火だと思い、車に入り込み、友人と自宅に向け車を走らせたのですが、三池地区まで来たら、もう前が真っ暗で、断念して、商工会事務所に避難しておりました。
山頂の広い範囲にわたり噴煙を上げ、南西から南方向に灰が降っておりましたが、あまり風がないため、高く上がって、落ちているようでした。
又、山裾を転がるように下る噴煙も確認しました。

車の運転すら困難な状況

6時過ぎ、噴火がやや落ち着いたので、友人と帰る決心をし、車で走り出しました。走り出した途端、街灯が消え、停電を確認。三七山付近に来ると車の左右から灰が巻き上がり始め、「ヤバイ」と感じました。
三七山を登り上がり、下りにさしかかったとき、「明男さん(友人:先輩)、これ下り終わって、車がつっこんだら歩こうな」と言う状態、平地に至って何とか車は走りました。
家まで後200m、上り坂です。ハンドルはほとんど効かずエンジンもロウで蒸かしっぱなし。ようやく自宅30m手前の実家までたどり着きました。しばらく降灰は続いておりました。降灰量を測ったところ4センチありました。
実家に逃げ込み、明るくなるのを待ちました。8時頃、約500m離れた友人宅まで向かいました。200m行くと雨を含んだ深い降灰。車両3台が立ち往生。
デリカ4WDで、前通ったジープの轍にくっついていくのがやっとやっと、友人宅50m手前で2台の車両が立ち往生、そこから友人は歩くこととし、やっとの思いで方向転換し、自宅に戻りました。
Uターンしたところは観光ホテル前、雨を含む灰で、目測7〜8センチはありました。
現在、三池浜キャンプ場から神着駐在所まで約7kmほどが交通止め、土建業者が作業長中、現在12時30分、現在自宅付近は未だ停電と言うこと。三宅島空港は民間機閉鎖です。

都立秋川高校を見てきた

 

そうそう、26日上京した際、竹芝桟橋で藤井さんに会い、声をかけられました。とっさに思い出しませんでした。もう、大丈夫です。
余談ですが、昨日午前中時間があったので、都立秋川高校まで車で出かけました。周りは畑みたいなのが多く、駅前付近以外は余り、開発されていないようで、良い意味で素晴らしい環境でした。敷地も広く、校内案内図をちょっと見たところ、寮が3棟、教員宿舎やら、野球場、ラグビー場、プール等、校舎を含め広大な敷地を有しているようでした。しばらく三宅島の子供達を預かってくれと心の中で頼んで参りました。

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《8月26日》

・天  候  晴
・気  温  28度(午前8時現在)
・風  向  南西
・地  震  ほとんど感じられない
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
         飛行機・・・午前便=欠航
               午後便=未定
         (前日)・・午後便=就航

 

地震はあまり感じられない。至って穏やか、ここのところ晴天続きで、乾燥状態ではないかと感じる。
山頂が望めるが、水蒸気は高く上がっている。噴煙の様子はない。

東京都から島にチラシが配られる


昨日、「村民の皆様へ 三宅島の災害について」という東京都三宅支庁発行のチラシを見た。やはり、全島避難は否定している。反面、大雨注意報にはこれまで以上の避難指示という警告も出されている。住民の多くの人は避難勧告と、避難指示の違いを把握していない。
又、噴火が起きた場合は噴石に備え堅固な建物に避難しろと言う。三宅島は現在過去において繰り返してきた噴火とは全く異なる、気象庁でさえも全く、予測の出来ない噴火と戦っている中である。こちらにマグマが流れたから、あちらに逃げろとは訳が違うのである。この様なチラシで安心させる事に努めるよりもよりも、全島避難を敢行しないのであれば、せめて、降灰マップや、これまでの被害状況、今後予想される被害等、三宅島の現在立たされている噴火状況を詳しく教えて欲しい。

村民にもっと情報を

今月29日「火山噴火予知連絡会」井田会長及び気象庁の方が来島し、直接村民と説明会を行うという事だが、ここでも予想される事実をはっきり伝えていただくことを期待する。

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《8月25日》

・天  候  晴
・気  温  34度(午前11時現在)
・風  向  南西
・地  震  今朝未明に多少の揺れを感じる
       細かい揺れはあるようだ
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=欠航

災害救助法は適用されたものの...

災害救助法が適用となった。待っていたかのように子供達の学童疎開が決定した。何が重要で物事を決定するのかと問いたい気持ちである。
同じく、昨日、今日の三宅島では村が全島民避難をお願いしたにも拘わらず東京都三宅支庁長において「東京都は全く考えていない」「三宅島を捨てるつもりですか」と言ったという話題が広く住民に伝わっている。「今こそ農業、漁業、観光業をどうするか考えるべきではないか」とも言ったとか・・・

三宅島住民は身の危険を感じている

三宅島住民は先の18日以来、相当自身の身の危険を強く感じている。島外へ出る環境にあるものは、どんどん出て言っている状況である。
深刻なのは島外へ出る環境のないものであり、全島避難にならなければ島を出ることの出来ない人たちである。
これには、全島避難指示による島外脱出の早期に実施に向けた行政の判断が強く求められる。
1人の犠牲者も出さないことは、行政の責任である。

子供の疎開には2つの道

さて、子供達であるが、主に2つの判断が求められている。
一つは「縁故疎開」、説明するまでもないが、親戚等の家から、
近くの学校への転入である。
もう一つは「集団疎開」、先生、生徒が寝食を共にし、1設備で学校教育を行うと言うことだ。これについては、現在、受入先等で相当困難を要しているようである。従って、最終的にいつ島を出るのかも決定していない。

三宅島ネット「島魂」発足

昨日、今までお世話になっていた「有珠山ネット・三宅島情報」から一歩脱皮し、三宅島から主に地元の様子を発信させるべく、三宅島ネット「島魂(とうこん)」を発足させた。スタートは4人であるが、これから趣旨に賛同いただける方達に随時メンバーになって貰い、より一層の情報を提供していきたいと思う。

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《8月24日》

・天  候  晴
・気  温  30度(午前10時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨日午後より増えだし、昨夕から
       朝1時頃までは大小揺れっぱなし。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航

昨夜は久しぶりの地震

昨日の地震は久しぶりに強烈だった。
午後2時頃から揺れだした地震は、夜1時頃まで続き大小合わせ揺れっぱなしと言っても言い過ぎではなかった。
つい夜中と朝方、山を覗くほどだった。
今朝方6時30分に村内放送で、坪田地区に若干の降灰があるとの事だったが、今現在は確認できない。

三宅島ネットを立ち上げよう!

有珠山ネットスタッフの方々の後押しもあり、三宅島民自らの意見を発する三宅島ネット的なものが立ち上がりそうだ。
いや、なんとしても立ち上げなければならないところである。Nさんを中心に始めるのが良いと思うが、それはみんなで話し合あい、より良い組織による運営を希望する。

災害救助法待ちの状態

島外への避難は、難航しているようだ。情報によるとやはり災害救助法待ちと聞く、じれったいばかりであるのは私だけでは無いだろう。

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《8月23日》

・天  候  晴
・気  温  28度(午前9時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨日から、あまり感じない。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=欠航

島外避難について

地震はほんの少し感じるだけで、落ち着いている。
今日は今のところガスにより山頂の様子は望めない。
昨日は風は強く、灰が舞っていたが、今日はそれほどでもない。
ただし、特に大型車両の後ろに着くと、全く前が見にくく、運転に支障を来している。
昨日も、書き込んだが、島外避難について、行政で具体的に動き始めたようだ。これは一にも二にも住民の声が強くなってきたからであることは間違いない。又、実際に村では港で島外に出ているものや、教育委員会では、学校で島外に出ている生徒数を把握する事を行っている。昨日ニューズで島外に出ている小中学生は島の生徒の3分の1に当たると行っていたが、1校の小学校では3分の2が島外避難しているとのこと(教頭)。
私の家の近所でも、老夫婦、子供、妻を島外に避難させているところが目立ち始めた。又、昨日の上りの船で東京の子供が迎えに来ての避難をする人も多く見られた。

本日三宅村議会全員協議会

本日三宅村議会全員協議会が開かれ、議会と行政で避難についてを議題とし、協議すると言うことである。
ある関係者から聞いたことであるが、村は災害救助法の再適用を求め、国の財源での避難を希望しているとのこと。解らないでも無いが、三宅村としては、何がなんでも島外避難させると言う強い行動に出れば、国をも動かすのではないか、又、行政の評価も上がるのではないかと思うが・・・

とにかくヘルメットを!

今島内ではヘルメットを強く求めている。昨日から三宅村職員は着けだしている。我々もとりあえず役場から手配した。小学生にはライオンズクラブが贈呈するとのこと。子供に聞いたら中学生は学校に置いてあるとのこと。9月1日から通常通り学校が始まることに備え、今日、中学校の先生に会い、自宅へ持ってこられるようにお願いに行くつもりだ。
一般の者にも配られるのか確かめなければならない。

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《8月22日》

・天  候  晴
・気  温  29度(午前9時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨日から、あまり感じない。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航

噴煙によるガスにより、空は暗い

今日は、事務所の前には噴煙によるガスがかかり、かなり暗い。
多少細かい灰が降っている。
風向きだろうが、昨夕はこの現象は、もう少し西側にあり、雄山山頂から山伝いに海まで達している。その他の地区は晴れている。
臭いはきつく、ちょうど子供の頃、花火のB29を点け、爆発するのを待っている間の煙の臭いである。地震はさほど感じない。

全島民島外避難も?

ここのところ三宅島mlでたくさんの方の意見を拝見する、一つ一つの意見に応えたいが、8月18日の噴火から、急激に相談が増えだし、対応に追われている。みんな、やはり18日の噴火から、これは、まだまだ長期化するし、火山予知連等の発表からも非常に危険な状況であると言うことを改めて認識したようだ。
昨日のコメントでも書き込んだが、全島民島外避難であるが、既に島内では最大の話題である。私個人の見方としては、可能性が高いような気がする。何しろ、大陸から離れる海の上と言うことで、18日の噴火のように全島に降灰や、噴石をもたらせた場合逃げ出せなくなるのである。いろいろな火山学者が、この間のような噴石が落下した中、犠牲者が出なかったことが奇跡であるとの意味のことを発している。まあ奇跡というのはどうかと思うが、妙に納得する。

自衛隊の派遣に関して

自衛隊に関してであるが、私は、島に住む者にとって、自衛隊が派遣され当面予想される災害に対する対処は、大賛成である。むしろ遅きに転じていると思っている。これまでの経緯の中には、皆さんが議論しているとおり、民間との軋轢が最大の原因であったことは、言うまでもない。そこに国・都・村が関与していることも否定できない事実であると聞く。経済よりは、住民の安全であるという選択が出来ないのかと思っていたし、訴えていた。
自衛隊員にももちろん危険が伴っている、やばければ逃げるべきだ。

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《8月21日》

・天  候  晴
・気  温  28度(午前9時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨夕かなり大きな揺れがあり、以後
       今朝方まで多く感じた。現在無し。
・警  報  無し
・注 意 報  雷
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航

伊ヶ谷地区の避難勧告が解除

山頂の様子はガスがかかり見られません。
昨日6時頃の村内放送では、依然として水蒸気を上げているようですが、灰の降っているのは、確認されていないとのこと。
昨日帰ってきたばかりで確認できませんが、村では現在の火山情報を村内放送で流している模様。これは一歩前進。
本日午前8時、伊ヶ谷地区の避難勧告が解除されました。
道路封鎖が終わった事による解除です。

自衛隊が来島 降灰除去作業に取りかかる

本日から300名の自衛隊が来島し、泥流対策と高齢者を中心とした家屋の降灰除去作業が行われる。
本日配布物による周知が予定されていたが、一部謝りが発見され回収作業が行われているとのこと。

かなり大きな噴出物が! ヘルメットが必要

車両の被害ですが、坪田地区に置いてあった車両を中心にかなりの台数に被害が出ている。フロントガラス、サンルーフ左右のガラス等はもちろんのこと、天井が大きくつぶれている車もあるとのこと、かなり大きな噴出物が降ったようだ。行政にヘルメットを配って欲しい(有料でも良いから)との声も多い。
さすが、藤井さんの情報は良いところを捉えている。感心している。
しかし、島の人は災害に強いと言われており、事実そのようだと感じるが、今回の噴火では大きな固形噴出物の落下もあり、死との恐怖も紙一重と実感している。小さな子供を自主的に島外へ避難させている家庭もある。転校も聞く。又、近日中に島内でも大手スーパー2件が休業することとなった。1件は噴火だけが原因では無いようだが、大きな理由は噴火に起因している。
全島民、島外避難も検討すべきである。

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《8月20日》

・天  候  晴
・気  温  28度(午前9時現在)
・風  向  北東
・地  震  今朝からは無い。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航

帰島してみると...地獄絵のような島

今のところ、山頂は、水蒸気は上げているようですが、噴いてはおりません。
今朝、帰島しました。
まさか、噴火を東京から心配するなどとは思ってもおりませんでした。
使い古された言葉かも知れませんが、まさに『地獄』でした。
船から下りるや、「今日のバスは運行されておりません。」昨日、交通止めが一部解除されたとのことから、わざわざ迷惑をかけるからと迎えを断った私はどうしたらいいのやらと・・・(こんな時とは言え、事前に伝える手段有りだろ【怒】)
近所に住む、ダイビングセンター「アンバージャック」の高橋君が、大きいので来てるから「乗ってけば」との言葉に、藁をも見たり。助かりました。
道路は前を走る車が巻き上げる埃でほぼ見えない状態での運転です。
完全に島中がそのような状態でありましょう。

空港に置きっぱなしの車に噴石が

昨日の電話で飛行場に置きっぱなしの車のサンルーフが噴石でやられてると聞いており、ディスカウントで当面の修理道具を買っては来たものの、そんな規模ではありませんでした。あれが、人の頭でも直撃していれば大けが、いや生死をも脅かすものでありましょう。自分でもよくこんな島に(今の現状)子供をつれて帰ってきたなと思いもしました。
ありがたいことに、今度は窓ガラスに「フンカでわれた のだ」と書いてあり、土嚢とガムテープで補修してありました。今度はダイビングセンター「スナッパー」の野田君でした。当会HPの掲示板を見たところ「村上さんの大好きな土嚢で補修しておきました」とのメッセージ。勇気づけられるメッセージ?でした。

藤井さん来島

家に帰りますと、西野さんが疲れ切った表情で妙なお客さんを連れ、訪ねて見えられました。「いつもどうも、藤井です」とのこと。
 「何だ藤井さんか」 「どこの藤井さんだ?」 「あっ 藤井さんだ!」
藤井さんでした。 同じ船に乗っていたんですね。
3人でひとしきりしゃべり、今娘と共に今事務所に来ました。
今日の三宅島になっていない、「今日の三宅島」です。

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《8月17日》

・天  候  晴
・気  温  29度(午前9時現在)
・風  向  弱い
・地  震  少ない
・警  報  
・注 意 報  
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=就航

噴煙は依然高く

早朝はやはり昨日と同様の大きな噴煙が北東方向になびいた。
今は風が弱く、山の上を、雲とも噴煙とも区別できないような感じて覆っている。降灰の話しは聞かない。
地震はずいぶん落ち着いているけれど、たまに揺れることがある。
昨日は、南西に流れていた噴煙が、風向きが変わり一時伊豆地区の方にもかかり、空も暗くなって。灰が降るのではと心配したが大丈夫だった。
昨日の村内放送では、噴煙の最高は2300メートル、白色、であった。
昨日は、降灰もなく、地震の被害も一部小規模な崖崩れ程度の様子。


売上は例年の2〜3割

ダイビングサービスと民宿をしている知り合いと話しをした。
今年は噴火が始まって、お客さんは殆どなく、このままだと売上は例年の2〜3割しかなく、借金するしかない。災害関係で金利が低いのは助かるが、保証人が必要で、返済期間が5〜7年と短く、条件がきついなあ。とのこと。
島の大事な観光産業、地盤沈下しないように関係機関にはいろいろな支援、配慮をよろしくお願いしたいと思う。

東京都 三宅島   西 野 直 樹

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《8月16日》

・天  候  晴
・気  温  29度(午前9時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨日から頻発。
・警  報  
・注 意 報  
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=条件付き就航
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=就航

震度3〜4の地震が続く

商工会村上さんが所要で上京されましたので、村上さん帰島までつなぎをします。
今朝も、雄山山頂から、昨日同様白煙を空高く噴出している。風は弱いのでほぼ真上に上がっている。昨晩、見たときも噴煙はあがっていた。
昨日村内放送では白色の噴煙は最高2000メートル、灰白色の噴煙は800メートル、とのことであった。
昼間は動いていて感じなっかたが、夜、室内にいると地震は普段より多く感じた。
夜中に地震がひどくなり2時半頃目が醒めてしまった。震度2〜3が頻繁、震度4もあり、5に近く感じるものあった。テレビで流れる震度はそれより小さく、場所によって、揺れの程度に差があるのだろうか。頻繁な揺れは朝まで続き、眠れなかった島民も多いと思う。

三宅島の農家の様子

先日降灰のあった、三宅高校近くのレザーファン(フラワーアレンジメントなどに使うシダの切葉)のハウスを覗いた。灰は落としてあったが灰白色の跡は残っていた。
この跡が出荷するまでに落ちるかどうかまだ分からない。
阿古地区の降灰の多かったところのレザーファンも覗いたが、そこは、今の葉は出荷できないような状態だった。
島民全てそうだが、我々農家は、降灰は、風向きはと戦々恐々の数日間だ。
私のような40歳代でも、ひどい降灰を受ければ、再起は大変だと感じる。
年配の農家はなおさらだろう。

東京都 三宅島   西 野 直 樹

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《8月15日》

・天  候  晴
・気  温  28度(午前9時現在)
・風  向  南西
・地  震  いくらか地震あり。
・警  報  波浪
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=条件付き就航
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=臨時便の関係で遅れて就航

坪田地区にも降灰

やはり、昨日はとうとう坪田地区の中心にも降灰があった。
量は、少ないが、三宅高校付近では、少量の積灰が確認された。
今現在も山頂のやや南方と思われるところから水蒸気が天高く上がっている。
ここのところ、村内では道ばたに集まり皆が山を見つめている姿が多く見られる。
昨晩7時に交通止め箇所が解除され、本日は通常の通勤道にて事務所に来たが、道路状態は非常に悪い。途中に三宅島建材工場があるのだが、屋根近くまで埋没している。
おそらくあそこでの作業は無理と思われる。その向かいにある神社もやや埋没状態が深くなっている様子であった。

観光シーズンのピークにも観光客の姿は見えず

地震は今朝方3時半頃、震度4というのがあったらしいが、眠りが深かったため私は確認していない。今も揺れたが、小さな揺れは現在までも時折続いている。
考えてみれば今はお盆中であり、観光の一番のピークである。が、観光客の姿はほとんど見られない。
私の家も、避難勧告中であったことで、13日に祖先をお迎えにあがれなかった。どうか来年は倍にしてお返しいたしますので、今年は勘弁ください。位牌や過去帳等を東京などに避難させている家も多いようだ。

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《8月14日》

・天  候  晴天
・気  温  30度(午後1時現在)
・風  向  北東から北西
・地  震  いくらか地震あり。
・警  報  波浪
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・欠航
       飛行機・・・午前便=予定通り
             午後便=予定通り
             臨時便就航(午後2時)
       (前日)・・午後便=欠航

台風による避難勧告は解除される

今朝10時30分、御子敷地区、4件約10名を除き、避難勧告が解除となりました。御子敷地区は泥流で道路が使用できないため。
今回の避難勧告の台風は、一時全く停滞し心配されたものの、伊豆諸島に近づくにつれ足が速くなり通過していきました。午前7時頃よりだんだん明るくなり、今は快晴です。

台風による泥流等の被害はなし

台風9号による、被害は予想されたより小さいようで、とりあえず、泥流による人家への被害は出ませんでした。又、この沢もあの沢もと、皆が不安がっておりましたが、通常の水や泥の量の流れで済んだ沢もあり、たぶん今後も泥流による避難勧告が出される際の目安にもなったのではないかと思います。
しかし、昨日も噴煙が上がり、北東の風が吹いていたため、過去2回の噴火と全く反対の阿古地区の大部分のところで降灰がありました。
降った灰は過去のものと見た目全く同じです。民家がある一番多いところで、山の個人牧場付近で30〜50ミリ、麓の民家では15〜20ミリと言うことでした。雨交じりだったため、屋根に積もっている様子はほとんど見受けられず、乾くと共に埃を巻き上げております。
噴火の情報は避難所で聞いたのですが、これで現在の通行止めと併せ、道の2カ所が分断され、出るに出られない状況となることが一番の不安でしたが、繰り返し、走行注意の放送が流れてはおりましたが、最悪の交通止めにはなりませんでした。
2日間、船が欠航で、飛行機も10日の噴火後1便しか来ていないことから東京に帰れない人がいるようで、先ほどの放送で今日の2時(よく聞こえず)頃、空路の臨時便が就航するようです。

今日もまた噴煙が...

今、又噴煙が上がりました。今度は坪田地区に向かっている、現在、坪田の阿古よりの地区で降灰が確認されたと言うこと、風が北西なのでこの噴火が長く続くと、今度は坪田地区で降灰の被害がおこりそうである。
10日、昨日の様子では時間的には噴火は短時間になってはいるようだが、全く悩ませる噴火だ!

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《8月13日》

・天  候  大雨
・気  温  26度(午前10時現在)
・風  向  南西
・地  震  今朝方から地震あり。
・警  報  大雨・波浪
・注 意 報  強風
・交通機関  定期船・・・欠航
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航

台風9号の影響でまたも避難生活に


今まさに避難勧告による避難所生活である。
沖ヶ平、三池、御子敷、神着のほとんど約800人が昨日の朝8時に避難勧告が発せられ、避難所にての一夜を明かした。
台風9号は昨日昼頃から雨をもたらし、次第に強くなっている。
皮肉なことに、その足は遅く、昨晩は、停滞気味で、本日朝からようやく毎時15kmのスピードになったと言うこと。
台風のピークは本日夕方から夜にかけてとの発表。
現在のところで慰留による目立った被害は報告されていない。
但し、これまでで一番被害のあった三七山近くの沢、御子敷近くの沢、赤場暁は確認できない状況。三宅村企業課近くの道路に若干の泥水が確認できる。
その他、警戒される、沢は順調に水が流れている。
雨のピークを迎えて今後どうなるかが心配される。

行政の対応はスムーズに



今回で5回目の避難勧告。個人的には4回の避難所生活だが、かなり避難に対しての行政の対応もスムーズになっている。
情報も多少であるが、避難所内放送や、FAX等を使い、対策本部との連絡を取るなどして、避難者に周知されるようになってきたし、食事等も自治会体制をフルに発揮し順調に動いている。今のところ目立って体調を崩しているものも見受けられない。
ただ、依然として不便なのは携帯電話が全ての場所で使えないことである。
台風情報などを加味すると、避難所生活は早くても明朝程度と予想される。後は泥流次第であるが、出ても心配、出なくても心配。勝手な心境である。

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《8月11日》


・天  候  快晴
・気  温  32度(午前11時現在)
・風  向  南西
・地  震  あまり揺れない。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航
       (前日)・・午後便=欠航

再噴火から一日たって

 昨日の昼過ぎに終わった噴火だが、昨晩まで水蒸気は上がっていたらしい。
今日は山頂が確認できないが、水蒸気が上がっているとの放送はない。
地震は、今朝までは火山性微動(たぶん)が続いていたが、今はない。
飛行機だが、三宅島空港が降灰にあったため、昨日からの除去作業により本日は全便(往復4便)欠航。只今、早期開港に向け、職員と作業員による懸命の除去作業がおかなわれている。
ちなみに、当事務所も降灰を受け、今まで、除去作業を行っていた。昨日もたらした降灰は、7月14・15日よりは量的には積もっていない。
風があまり吹いていなかったので、もしかしたら山腹に積もった量が多いのかも知れない。

また不便な生活に


少なかったと言え噴火のもたらした降灰は、私の自宅で約5ミリ程度、事務所で2ミリ程度だが、折角窓を開けることので来た生活から、しめっきりの生活へ逆戻り、交通止めによる反対周りの通勤と併せ、元の生活に逆戻りしてしまった(どちらが元の生活か良く解らなくなってしまった。)。これからお盆だというのに、又、明日から数日、降灰対策に頭と体を使わなくてはなら
ない。台風9号が日本に近づいているが、これも悩みの種だ、今度の台風は三宅島にも雨をもたらしそうな感じがする。これで、屋根の灰を落としそうだが、泥流の危険による避難勧告は避けられそうもない。準備が必要だ。
本日11時下馬野尾地区の避難勧告が解除になった。残るは御子敷の4世帯だけである。車両が通れないことでの理由らしい。
昨日の泥流は多いところで約20センチ位と言うことで、これも前回ほどでは無いと聞いた。

洗濯物に灰が...


昨日は、お風呂の窓と軒下に洗濯物を干したまま(何せ今チョンガー)家を出てしまった。気がついたときは遅く、既に道は交通止め、家に帰ることが出来ずあきらめた。4時過ぎに避難勧告解除となり、家に帰ることが出来たが、風が無かったせいか、思ったほどの悲惨な状態ではなく、直ぐに風呂の掃除をした。
洗濯物は多少灰がかかっている程度なので、明日やり直すこととする。

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《8月10日》


・天  候  快晴
・気  温  30度(午前12時現在)
・風  向  南西
・地  震  噴火の爆発と共に小刻みに揺れる。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=欠航
             午後便=欠航の予想
       (前日)・・午後便=予定通り

雄山山頂から再び噴煙が...

今朝6時30分頃、雄山山頂より噴火が発生した。
水蒸気爆発で白い噴煙や黒い噴煙が吹き出している。
現在まで断続的に続いており、噴煙は火口から約3,000m上空まで達しており、これまでの噴火の中で最大だと言うことである。
商工会事務所前も火山灰が降り、約2ミリ程度積もった。
事務所の車、周りの車は真っ黒である。
村役場からの情報によると、噴煙が上空高くまで達しているので、雨を伴うと言っているが、30分ほどにわか雨が降った。
あまり降るようだと泥流が怖い。

避難勧告が発令

今回はずいぶん早く、又、広範囲にわたっての避難勧告である。

神着地区の一部  160世帯 317人
坪田地区の一部 155世帯 317人
315世帯 634人

との発表。

噴火予知の難しさ

先日の夢は正夢となったが、中田先生が嘘ついたな等とは全く思わなかった。
過去に比べれば、各種の新たな観測方法により、かなりな部分まで観測できるようになっていることは事実であり、今後もこの様な水蒸気爆発の可能性はあると言っていた。
それよりも、噴火予知の難しさを改めて感じた。

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《8月9日》

・天  候  快晴
・気  温  29度(午前9時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨日から体に感じる地震はほとんどない
       小康状態。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=予定通り
             午後便=予定通り
       (前日)・・午後便=予定通り

交通止め箇所が開通

昨夕、交通止め箇所が開通した。通勤時間が40分から7分に戻った。
天気も良く、朝から気分がよい。
約1ヶ月ぶり(その間数日は通れたが)に通ってきた道は、様子が一変していた。その泥流の凄まじさ今でも伝わってくる。

赤場暁からの眺めは一変


また、山を見ると、これ又一変。赤場暁の直線では、山頂の崩れている様子が側面から良く解り今後も崩れそうな感じがする。
昨日、噴火予知連の会見があった。新島、神津島沖のマグマの活動は依然として活発で今後も地震は続くとのこと。
又、三宅島に関しても山麓での噴火は否定するものの山頂での噴火の可能性はあるとのこと。未だ予断を許さない状況なのか。

虻田高校(北海道)の主将の始球式


昨日の甲子園であるが、有珠山噴火で被害を受けた虻田町高校の主将が始球式を努めた。やはり憧れの甲子園、少し力んでいたのかデッドボールと思われる玉を披露した。ど真ん中にずどんと投げたかったに違いなく本人は非常に残念だったろう。しかし、本人には何事にも代え難い貴重な体験だったに違いない。
玉の走りは自体はとても良い玉と見た。高野連の粋な計らいに拍手する。

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《8月8日》

・天  候  晴
・気  温  30度(午前9時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨日より本当にたまに感じる程度。
       今朝方震度2程度の揺れあり。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=予定通り
             午後便=予定通り
       (前日)・・午後便=予定通り

危険地域は指定されたが....

昨日から、地震の方はさほど感じなく、たまに小さな揺れがあるくらい。
今朝方震度2程度の揺れがあった。テレビをつけると震度3新島神津島との発表だった。
昨日、ようやく泥流による危険地域として坪田三宅島空港から、神着七島信用組合までの約8kmの間が指定され、泥流の危険がある時は、それぞれ定められた避難場所に避難するようにとの村の島内放送があり、避難場所が指定された。
一歩前進したようだが、避難については自主避難と聞く、確かめず語るのも申し訳ないが、本当に自主避難と言うことだとしたら、少し疑問を感じる。
場合によっては避難勧告や避難指示が出るのかも知れないが・・・

こんな夢を見た

ばかばかしいと言われるのを期待しながら・・・
今朝方、記憶に久しく夢を見た。噴火の夢である。雄山山頂から囂々と真っ黒な噴煙が上がり、住民はパニック状態であちこちにそれぞれ逃げ回っていた。
私が一番最初に思ったことは「中田先生 嘘ついたな。 今後は先だってのような大爆発の可能性は低いと勉強会で言ったじゃないかよ。」だった。噴火が再度起きたことが、悔しくて悔しくて堪らなかったところで目を覚ました。
ほっとした途端「中田先生に申し訳なかった」と反省した。
そして、私の夢を最後に今回の噴火活動が終息してくれることを願った。

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《8月7日》

・天  候  晴
・気  温  27度(午前9時現在)
・風  向  東
・地  震  昨晩3時頃、やや大きな揺れ、
       その後2〜3度ズシンと揺れたが現在は無い
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=予定通り
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=予定通り

昨晩(今朝方)3時頃だろうか、私の推定で震度3程度の地震があり、その後2〜3度下からズシンと来る揺れを感じた。その後は爆睡。
今朝からは感じる地震はない。

海から三宅島を見てみると

昨日、海上からの三宅島調査を行った(実は親父と引き縄(トローリングみたいなもの)、全く釣れないから調査に切り替えた。)。海上から見渡す三宅島の全貌は、相当変わっており、特に神着から伊ヶ谷(北方面)にかけての山頂は様変わりしており、ノコギリ山となっている。高い部分は、今後まだ落ちそうに思う(勉強会で中田先生も話していた。)。神着方面の山肌は、土砂崩れ、崖崩れにより、何本も地肌が露出している。雨が降れば、まさしく土砂を巻き込み泥流の被害がありそうだ。
神着から阿古までの海岸で崖崩れが多く、20数カ所と数える。特に伊ヶ谷から阿古までの海岸は、切り立った崖であるが、ほとんどが崩れ、その下の海岸は茶色く濁っている。同じく漁師の話だと、三宅島の南西に反り立つ岩礁、三本岳(大野原島)も真ん中の根(エビ根)が、中腹から崩れ落ちていたと聞いた。
どちらにしても、今後地震だけではなく、大波の際は、ある程度浸食されてい
くのではないかと思った。崖上には建物が無く、その点の心配はない。

先だっての勉強会について、メールや直に話を聞くが、かなり好評であった。
但し、やはり他に遠慮せず、気を使わず、堂々と広報し、広い会場で地域の皆を対象にやれば良かったと反省している。

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《8月5日》

・天  候  晴
・気  温  34度(午後2時時現在)
・風  向  東
・地  震  多少落ち着いているが、先ほど
       少し大きな揺れを感じた。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=予定通り
             午後便=予定通り
       (前日)・・午後便=予定通り

昨日より、地震の回数は少なくなり落ち着いている。と言いながらも先ほど少し大きな揺れがあるなど時たま揺れる。
さて、今日は都合により投稿が遅れましたが、どうしても書き込みたく事務所に参りました。

三宅島火山活動に関する勉強会開催! 60名近くが参加

昨日の三宅島火山活動に関する勉強会ですが、30席用意のところ、報道関係者も若干おりましたが、約60人の参加者があり開場はいっぱいでした。(三宅島ML、冨田さんの書き込みにより椅子を準備いたしました、感謝申し上げます)。これまでにもいろいろな講習会や講演会を毎年2・3度開催しているのですが、何も広報せず、口コミでこれだけ参加者が集まったことはこれまでになかったことで、いかに地域住民が今回の火山活動に対し感心があり、又、不安があるのかを実感するところでありました。

今回の勉強会の内容は、近々整理し、HPで公開しようと思っておりますが、何しろ講師の中田先生を含めた東大地震研の方々が、一般にも非常に理解しやすいように説明され、又、各種資料に基づき、非常に説得力のあるもので、参加者には様々な情報が飛び交う中、現状への対応や今後の危険性、安全性等に対する認識が非常に高まったのではないかと確信するところでありました。残念なのは、行政(村議は2名参加しておりましたが)に携わるものの参加が無かったことです。様子を探りに来てくれるのではないかと期待していただけに、皆が真剣に質疑をする様子を見れば、今後、行政が何をしていかなければならないかの参考になったのではないかと非常に残念でした。
マスコミの来場に対し、多少の警戒感を抱いておりましたが、全く混乱も無く、代えって自分たちも勉強会の参加者となっていた感がありました。もう疲れているのかも知れません(笑)。

中田先生には、次には防災に対する勉強会を開かれたらいかがかと提言されておりました。特に、泥流の被害が確率高く予想される中、最もな提言でした。雨も近い打ち必ず来ることは間違いない中、対策にはまだまだ多くの時間を要すことでしょう、とりあえずは、 雨予報に対しては大きな警戒感を抱き、行政に頼る事無く、自分自身で身を守ることが必要であると強く思います。

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《8月4日》


・天  候  晴
・気  温  29度(午後1時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨夕から今朝方にかけひっきりなしに
       地震が続いていた。現在は無い。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=予定通り
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=就航

念願の火山活動に関する勉強会開催

朝から、お客さんや、今晩の火山活動に対する勉強会の対応で本日の発信が遅れました。ようやく漕ぎ着けた今晩の勉強会ですが、予想以上に反応を感じます。青年部を中心に口コミでの 開催ですが、行政や一般の住民の方からも数件問い合わせがあるなど、ここに来て会場(席数30席)に不安を感じております。少なくても寂しいですが・・・

続く地震、広がる不安

地震ですが、昨夕から今朝方までひっきりなしに続き、揺れも大きいものばかりでした。現在は落ち着いております。又、先程、上昇気流により、山に積もった灰や、火口内の砂、灰が舞っているとの島内放送がかかりました。注意しろと言うことではなく、新しい噴煙じゃないから心配するなと言うことだと理解します。村役場に聞くところによると、海水の色がおかしいとか、山から煙が上がっているとか、いろいろな問い合わせがあるそうです。対応に苦慮しているようです。

100mほど火口の直径が拡大

昨日は久しぶりに頂上の雲が一部晴れ上がり、ヘリコプターが数機飛んでおりました。火口の写真を撮ったり、様子を調査していたようです。群馬大学の早川先生によると7月22日時点より 100m程火口の直径が拡大しているようです。

又、村議会議員団の調査も行われたようで、泥流の危険について、かなり実感できたと言います。今後の避難勧告や注意につなげ、未然の事故防止に努めていただきたいと思います。
今日は東京都商工会青年部連合会の峯岸会長が見舞いがてら来島してくれました。日帰りの予定だったのですが、青年部が勉強会を開催すると言ったら、迷惑でなければ残りたいとの事により 早速宿を手配し、参加していただくことにしました。
忙しいところ、ありがたいことです。

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《8月3日》


・天  候  晴
・気  温  30度(午前10時現在)
・風  向  南西
・地  震  昨晩から今朝にかけ大きな揺れの
       地震が起きている。現在は無い
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=予定通り
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=就航

未だ続く地震

昨晩、震度4の地震があり、その後震度3〜2の地震があり、今朝も震度3などの地震があった。それ以降現在まではあまり揺れは感じない。

伊豆諸島を望んで

今日も三宅島は真夏の空が広がっている。視界も良く、神津島、新島、式根島が水平線にくっきりと浮かんでいる。式根島を除き御蔵島を含め、どの島も山頂に雲がかかっている。
これらの島どれもが、今非常に大変なんだなと感傷に耽った。

山頂の様子は?

聞くところによると、本日、村議会が山頂調査にはいると言うことだ、ヘリコプターで行くという情報もある。又、朝日新聞、TBSもヘリで山頂にトライするらしい。現在山頂は、雲がかかっている。
神着方面にわずか山頂を望めるところがあったが、雲の流れでいつまでもあるとは限らないし、逆に風で雲の透き間が空くこともある。
何とか、現在の山頂を写しだし、どうなっているのか、情報を公開して貰いたいものだ。

続く災害、車が民家に.....

又、今日も朝から消防団騒ぎがあった。私の住む地区で4時頃、車が民家につっこみ、ガスボンベに激突し、炎上し、車は丸焼け、民家にも火が移った。幸い人に怪我等はなく、民家も半焼の手前程度だった。
災いは続くもので、火山活動以来、約1ヶ月の間に別件で2件の消防団の出動である。この1ヶ月で3年間分くらいの出動をしたのではないだろうか。
消防団で集まる度に、泥流の話が出る。かなり多くの人が近くまで見に行っているようで、話からは非常に危険な状態らしい。
流れ込む危険がないところも、道路が遮断され孤立してしまう心配も予想されると言うことで、このことも予想される地区の人たちには危険性を話しておいた方がよいと思う。

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《8月2日》


《今日の三宅島》
・天  候  晴
・気  温  30度(午前10時現在)
・風  向  南西
・地  震  体にようやく感じる程度の
       地震が続いている。
・警  報  無し
・注 意 報  無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
       飛行機・・・午前便=予定通り
             午後便=未定
       (前日)・・午後便=予定通り

本格的な夏到来

最近ようやく飛行機も気合いを入れ就航するようになっている。
雄山の噴火が安定期に入っていることか?
どうしても三宅島の夏は南西の風が多く、山の東から西地区にかけては雲が溜まる傾向にある。神着、伊豆からは山頂が見えても他の地区はガスがかかる。ここのところそんな空模様が続いている。
本格的な三宅島の夏だ。但し、夏のお客様の台風も発生した。第8号であるが、泥流を抱えているだけに進路が非常に心配である。


アジア航測の千葉さんからお話を聞く 

昨日念願のアジア航測の千葉さんと会った。わざわざ来所いただき、7月22日に撮影した山頂写真と今回泥流の調査に現場を歩き、記入した地図を見せていただきいろいろな話を聞いた。
溜まった火山灰が26日の雨で流れ出した山腹は今も尚非常に危険な状態であることを実感した。行政が今後の雨に対しどのような対応に出るか解らないが、沖ヶ平地区、御子敷地区、島下地区、焼場地区は特に警戒が必要である。特に窪んだ場所に住む人や後ろにに沢を抱えている人、沢の近くの人は、避難することを考える必要がある。
千葉さんとの話の中で、有珠山ネットでの提言からの火山活動に対する勉強会、説明会の話が出、具体的に中田先生にコンタクトを取っていただいた。ちょっとその後、東京都からの内容調査的(悪い意味ではない)なものが入ったが、本日問題ない旨の連絡があった。
今日から具体的な詰めに入るつもり。

個別金融相談会開催

 本日は早朝から東京都金融課、東京信用保証協会、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、商工中金が来島され、当事務所で個別金融相談会が開催されている。まだまだ今後に不安を抱える事業者が多い中で、具体的な相談には及ばないはずであるが、是非、島の実状を把握いただき今後の融資につなげていただくようお願いするだけである。

来島数半減....

本日7月の来島者数を東京都空港港湾管理事務所に問い合わせ聞いた。
前年7月来島者数 8,239人 
本年7月来島者数 4,082人
         4,157人の減である。
約50%の来島者数である。50%と言うのをどう捉えるかであるが、
噴火関係者(帰省客:島からの脱出者:報道関係)がほとんどであろう。

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《8月1日》

 

・天  候   晴
・気  温   30度(午前9時現在)
・風  向   南西
・地  震   昨日より非常に揺れの小さい地震が
        続いている。朝からは無し。
・警  報   無し
・注 意 報   無し
・交通機関  定期船・・・予定通り
        飛行機・・・午前便=予定通り
              午後便=未定
        (前日)・・午後便=就航

思ったより大きい被害

地震は昨晩より非常に小さな揺れは、度々感じていたものの、一昨日とは打って変わったような落ち着いた現在である。
昨日、地震の被害について島を巡回したが、思ったよりその被害の程度は大きく、見るだけでも、崖崩れは至るところにあり、中には家の目の前まで崩れている崖もある。未だ山の中でたまっている泥流と併せ、今後の台風や、雨、更には次の地震と第二次災害が非常に危険と思われる。
また、家屋も聞いただけでも半壊状態の家が2件ほど出ていた。1件の家の中の様子を見せてもらったが、置物という置物はすべて落ち、食器類はもとより、テレビ、洗濯機まで倒れ、壁の張り紙は膨らんでいる。
いかにもその下の壁には亀裂が走っているのではないかと考えられる。
当然家の土台にもひびが入っていた。

道路にも影響


 本日、通行止めの中の道路状態、自動車修理工場の様子を写した写真を見たが、ひどい泥流である。泥流がもたらした土砂の噴出、倒木の被害も大きく、三宅村の関係者の話だと、後2週間くらいの交通止めになるのではないかと予想していた。

被害を甘く見ているのでは?


昭和58年に溶岩流で約400世帯が埋没し、その他、降灰の被害等大きな災害を出し、激甚災害に指定され、復興を図り約20年、ようやくその時の事を忘れかけていた今日であったが、前回があまりにも悲惨であったが故、今回の被害を軽んじている意識が、周囲にありすぎるのではないだろうかと感じ始めている。
個人(法人)被害への保証について唱えるものがあるが、現在のところ検討されていないと聞き、それはしょうがないことだと思いつつも、では何故、前回の噴火時と同程度の対応が出来ないのだと聞くと、前回は義援金を充てたという応える関係者もある。義援金を頼るところではないが、この様な対応について住民の不信感が多少なりとも芽生えていることは事実である。

いよいよ8月、どうにか終息に向かう8月であることを祈るばかりである!

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