火山予知連の見解

火山噴火予知連絡会(会長・井田喜明東大地震研究所教授)は1日、定例会を開き、活発な火山活動が続いている伊豆諸島・三宅島(東京都)について、「活動は全体として低下途上にあるが、少量の降灰をもたらす小規模な噴火が発生する可能性はある」との統一見解を発表した。有毒な二酸化硫黄(SO2)の放出量はこの1年間で約3分の1に減ったが、井田会長は「現在の傾向が続いても、(帰島を検討する)1日の放出量が数千トンになるには、まだ1年はかかるだろう」との見方を示した。

読売新聞
三宅島小噴火の可能性残り、帰島検討まで1年
http://www.yomiuri.co.jp/00/20020201i314.htm


 火山噴火予知連(井田喜明会長)は1日の定例会で、噴火活動による全島避難が続く伊豆諸島・三宅島について討議し、「火山活動は全体として低下途上だが、今後も小規模な噴火は発生する可能性がある」との統一見解を出した。
 会見で井田会長は、火山ガス中の二酸化硫黄(有毒成分)の量が、この1年で約3分の1になったことを明らかにしたが、「それでも桜島(鹿児島県)の10倍近い1日1万トン台で、無視していい量ではない。この調子で減っても、数分の1程度になるには少なくとも1年ぐらいは様子を見なければ」と話した。住民の帰島の時期については「行政の判断」と言及を避けたが、「行政の求めに応じて、判断材料となるデータを出していく時期に入った」と述べた。

毎日新聞
三宅島:
火山活動は低下途上だが噴火の可能性ある 予知連
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020202k0000m040087000c.html


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Hiroyuki Noda